志大才疎。

文系と理系を行き来した人間の掃溜め

『才能』とは、を日々考える_2

んぺ助です。

今回は前回

sigmaalpha.hatenablog.jp

 

に引き続きの話をしようと思います。前回は自分の学歴的な話と、そこからくる実生活上で感じる才能の話をしました。今回は趣味方面で感じる話、芸術とか創作関係の方の経歴(?)とそこから思う才能の話(結論は一緒なのですが)と、現状の話をしていこうかなと思います。今回も前回に引き続き、経歴部分はそこそこ長くなるので流し読みで大丈夫です。

 

 まず前提として、私の大きな趣味として挙げているのは

・音楽(楽器)

・イラスト

・小説
の三本柱です。これをどういう感じに趣味にしていったかというのをつらつら書いていきます。

 

○小学生:小学生のことはそこまで特筆することは無いのですが、丁度この時にスキマスイッチさんにハマりました。(「グレイテスト・ヒッツ」を借りた) この出会いがこの後に効いてきます。

小6の頃に、自作HPで連載物のSSを書いていました(黒歴史)。音楽始める直前くらいまではやってました。

 

○中学生:中2の時、父の知り合いの家に遊びに行ったときにたまたまギターが置いてあり、それを弾かせてもらったのがきっかけでギターが気になるようになりました。最初に弾いたのは、禁断の遊び、笑 それを見ていた父親が、次の誕生日で初心者セットみたいなのを買ってきてくれて、そこから色々はじまりました。

 始めこそ一人で黙々とやっている感じでしたが、途中から仲いい友達に声かけて何とかバンドできるように画策していました。その結果、オークションを使ってエレキギターやベースを入手して、知り合いに売りさばいたりしていました。とはいえ結局中学ではそれらしいバンドはあんまりできなかったという感じでした。最終的には、ギターとベースでメインはベースという形に。

 

○高校:高校では軽音楽部に所属。ベース経験者だとアピールしていたにもかかわらず人間が足りないとの理由でドラムさせられました。3年間通して相当数ライブ出ましたし、ギターボーカルもさせて貰ったりしていました。やや作曲に関わった曲が大会の1次予選を突破したりもして、この辺りは音楽が楽しかった時期です。ただもうこの時点では、プロを目指すとかいう考えはありませんでした。他校の人と一緒に練習させていただく機会があったのですが、上手い人は本当にうまくて、そして機材もすごくて。敵わないなぁと思いましたね。ただベースに関しては自己肯定感がそこそこあったので、自分はもうすこしできるし!とは思っていました。

 

○浪人~大学:この頃に外でバンドやることを覚えました。一気に世界が広がって、年上でめっちゃ機材もっていてうまい人、みたいなのをたくさん見ました。youtubeで投稿している人で見たことある人とかもその界隈(?)にいて、世間は狭いなあと思うと同時に、アマチュアバンドは結局仲の良さでバンド組むことが一番いいことなんだと気づいて、実力面についてあまり考えなくなっていくのもこのきっかけからです。今、バンドは私にとって、交流のツールでしかないんですよね。ここでパートが足りないという理由から、キーボードを始めます。この選択は後々痛い想いをする。

 この時期に始めたものその2、イラストです。もとは推しのCPの供給が少なくて、少ないなら自分で書いてやる!の精神で描き始めました。結局は描き始めて1年くらいで初同人誌「ももいろ⇔あおいろ」という本を頒布しました。(在庫は残ってます)

 始めの頃こそは楽しく書いていたのですが、少しずつ評価が気になったり、「うまくかかなければならない」という強迫観念に襲われるようになって、最近は描くことが苦しくなりつつあったりします。とはいえ、うまく描いたから絵が伸びるというわけでも無くて。絵を伸ばすというのも、ある種の才能とかそういう人間性、みたいなのがあるのだなと思いました。

 

 大学後半ごろ、Fanboxにオリキャラのキャラストーリーを書くという形で文字を書き始めました。本格的(?)に小説形式で書き始めたのは二次創作からでした。まだ2,3年くらいでしょうか。ただこれに関してはコレ!といった努力をした覚えはないですが、それなりに良い評判をいただけてちょっと鼻が高くなっていたところはあるかなと思います。ただそれなりの矜持を持ってやっている創作で、これが今自分のやっている創作の種類の中で一番自己表現ができるのではないか、と考えています。もし才能というものがあるとすれば、少なくとも私がやった中では私は小説に多少の適性があったのでは、と思っています(他は無いなと思っている)。

 

 

 ここまでまとめてきたように、どちらかというと音楽の方が期間としては長いです(もう10年になる気がします)。ですが今の活動のメインはイラストとSSで、音楽はコロナの影響もあってほとんどできていないというのが現状です(といってもコピバンをやるのが関の山で、作曲等はほとんどやっていないのですが……(極々稀にお手伝いでベース録音をお手伝いさせていただくくらいです)

 で、ここからが前回の続きの話。上記のように色々なジャンルで能力というものを推し量る機会というのが多かったです。そこにはすごく努力をしている人(四六時中それをやっている人)とか、機材にめちゃくちゃこだわっている人、めちゃくちゃ器用な人……等々。

 ただ、そこで共通するなというのは、「優れたものを作る人は優れたインプットをしている」という事なんだろうなと思います。その創作とかの世界が好きで、その世界にふれ続けることが苦にならない方が生み出すエネルギーはやはりすごいと思いました。インプットが多ければ多い程、アウトプットへの圧力も大きいのかなと思っています。更に良い点は、それを苦に思わないということはすなわち、それが好きだということです。好きのエネルギーというのも、馬鹿に出来ないことだと思います。

 年齢を重ねると、アニメが見られなくなったりするという話をたまに聞きます。実際に私も、(大学院に入って忙しかったのもあるでしょうが)コンテンツにのめり込む体力がなくなってきたなと感じます。その結果、創作のエネルギーも比例するように減っていると感じています。学問と違って、こういった創作の物においての『才能』の一つには、好きであるという気持ちを持続させ続けることができる、という事があるのかと思いました。そうすると自然にインプットも増えていき、よりよい創作に繋がる、、、という良い循環が出来上がるのかなと思っています。

 あと最後に才能という話で感じるものですが、音楽、イラスト、SS、色々やった結果、私はイラストの才能は無かったなと思っています。上に挙げた、好きの気持ちがかなり目減りしているということが理由です。描いていてなかなか苦しいことも多いので、そろそろ引き際かなぁ、と思うことは多いです。

 ただその一方で、SSに関しては空き時間に色々日本語のこととか言い回しを考えることが好きなので、そこはまだもしかしたら『才能』の要素を持っているんじゃないかな、なんて思います。

 

 大した結論が導けなかったのですが、こんな感じで私の遍歴は続いていきます。創作をやめるつもりはありませんので、才能がないなりに、頑張って行かないといけないなと思っている次第です。

 

※もしこういう話が聞きたいなど有ればコメントでください。特定のない範囲で、自分の話も出していこうかとは思っています。